横島ホーバス工法

技術の概要

横島ホーバスパイプ工法とは、遠心製造の強化プラスチック複合管で高い水圧(1.0Mpa)通用可能で、水力発電、送水管、排水管と様々な管に対応します。
この工法は既設管の老朽度に関係なく高強度で耐摩耗性、耐薬品性に優れた強化プラスチック複合管による自立管きょを構築します。

横島ホーバス工法

横島ホーバス工法の特徴

①遠心製造による「ガラス強化プラスチック複合管」
②軽量化(高い施工性)
③軟弱地盤等の土質条件に対応
④高い流下性能(n=0.01以下)
⑤50年以上の製品寿命

材料構成

横島ホーバス工法

※注意:説明図の都合上、層間を分かりやすく境界を設けていますが、実際は継ぎ目のない層構造となっております。層構造は要望に沿うように設計されるので本説明図は一例として挙げている構成です。
(施工時の管運搬方法、圧力、考慮される外圧など。)

  1. 外殻保護層
  2. 外部補強層(ガラスファイバー・ポリエステル樹脂)
  3. 遷移層(ガラスファイバー・ポリエステル樹脂・砂)
  4. 補強層(砂・ポリエステル樹脂・ガラスファイバー)
  5. 遷移層
  6. 内部補強層
  7. バリアー層
  8. 内面樹脂層

多様な管継手

凹凸のない多様なジョイントが可能です。

横島ホーバス工法

FWカップリング(FWC)
※高水圧1.0MPaの圧力管まで適応可能

多様な形状

オーダーメイドでの製作が可能なため円形・楕円と様々な形状で対応できます(φ150mm~φ4000mm)

横島ホーバス工法

利用条件

  • 通水状態(一般的には30%~50%の水深)での施工。
  • 明確な寿命予測に基づく、ストックマネジメントの要求(自立管構造であり、品質が保証される)。
  • 既設管の老朽化が激しく、施工前処理が困難(既設管への接着にたよらない)。
  • 大口径(φ800mm以上)での施工安全性が要求される(既設管内に入らずに施工)。
  • 既設管内径がφ1200mm~φ1500mmを超える場合(経済性から有効となる)。
  • スパンの長いパイプの設置が可能な立坑が築造できる現場(施工スピードが向上し経済性がより高くなる)。