ARISライナー工法
技術の概要
ポリエステル不織布とポリエチレンフィルムを筒状に加工したライナー材に熱硬化樹脂を含浸し、これを既設管渠内へと水圧及び空気圧で反転させながら挿入した後、温水または温水シャワーリングにより加熱、硬化させることで老朽化した既設管渠内部に新しいパイプ(CIPP・現場硬化管)を形成します。
継ぎ目のない強固な更生管路の構築によって、強度や機能の回復を図り、さらには耐震性をも備えた構造となります。
ARISライナー工法の特徴
①継ぎ目の無い強固な更生管路を構築できます。
②粗度係数が向上し、流量の確保に貢献します。 (粗度係数=0.010)
③農林水産省土地改良事業計画設計基準「パイプライン」に準拠して自立管として設計可能です。
④温水による加熱硬化によって施工するため、環境にやさしい工法です。
⑤(公社)日本下水道新技術機構 建設技術審査証明第1645号
ARISライナー工法の施工手順
適用範囲
管 径 | φ100~φ1800mm |
施工延長 | 1反転あたり最大500m(条件によります) |
管 種 | 鋼管、鉄筋コンクリート管、陶管、鋳鉄菅 |
内水圧 | 1.0MPa |
構造計算 | 土地改良事業計画 設計基準 パイプライン基準書・技術書に準拠 |