パラボラ工法(グループ会社)
技術の概要
円形切断用路面カッターに円形球面状のダイヤモンドブレードを取り付け、鉄蓋上に360度回転して表面円形に切断し、無収縮モルタルを使用して鉄蓋の維持修繕作業を行います。
単体移動が可能な円形切断用路面カッターは交通規制範囲を狭められ、短時間で施工できる工法です。
切断塊の除去は緊結ボルトの切断を行い、破砕機を使用しない、リフターによる剥離撤去が可能な静音工法です。
パラボラ工法指定のモルタルは1時間後の圧縮強度が10ニュートン以上に達し、悪条件下でも施工が可能です。
円球状の切断面は上部からの力を分散させ、補修面との一体化がより可能です。
鍋底の原理の円球状切断面は補修箇所の陥没や雨水の浸入を妨げる大きな特徴をもっています。
破砕をしない静音撤去・転圧をしない無振動の環境重視の工法です。
切断
モルタル充填
完成
パラボラ工法の特色
〇転圧工程を不要とし、工事工程、工事期間を削減、短縮できたこと。
〇円球状に切断した塊を撤去し、アンカー施工で鉄枠を固定し早強性無収縮モルタルを充填する事により転圧工程を省き、養生時間を早め、早期道路解放が出来、交通規制を最小限に出来、理想的な環境への配慮を実現できた。
〇1箇所、約3時間以内で施工。
パラボラ工法の特徴
次の条件で施工できること。
①円形球面が正確に施工できること。
②1箇所を3時間以内に施工できること。
③切断塊を無破砕で撤去できること。
④モルタルは悪条件下でも1時間後の圧縮強度が交通解放が出来る強度に達すること。
⑤ゼロ擦り付けのフラット仕上げが出来ること。
⑥仕上げの転圧工程をなくせること。
環境・エコへの配慮
パラボラ工法が取り組んだのは施工エリアの縮小・破砕音・振動の解決でした。
パラボラ工法の施行エリアは市民生活に密着した地域であることを課題とし、進化しました。
切断は円形球面状に
緊結ボルトは内径切断機で
分離はスプリッターで
リフターで完全分離
破砕は行なわず吊り上げ
充填材、表層材共に無転圧で施工
密着度
パラボラ状断面は鍋に蓋をするがごとくに素晴らしい密着性を発揮します。パラボラ状の切断エッジは接着面積が広く、摩擦抵抗が曲線へ分散される為、通行車両の荷重に確実にたえられる円形球面状切断面です。
規制範囲
単体移動可能なカッター、簡略な機材は交通規制範囲を最小限に抑え、昼間施工を、より可能にします。
施工手順
陥没鉄蓋の修正
センター治具をセット
パラボラカッターでの切断
切断終了、清掃
スプリッターで分離
切断塊を吊り上げ撤去
匡の周辺を清掃
アンカー用穿孔
アンカー打ちこみ
緊結用ボルトをセット
高さ調整をしボルト緊結
内型枠をセット
超速硬モルタル昆練
モルタルを充填
5mm下がりまで充填
樹脂系表層材を混練
表層材をコテ仕上げ
完成、開放