斜式SS工法

技術の概要

斜切円形切断機を使用した切断と、独自の材料を使用した復旧作業をセットにした工法です。
切断面を斜めにすることで、接合部の強度が得られますので、補強する必要がなく、舗装工事後、舗装面に跡を残さずきれいに仕上げることができます。
日本国内で正式に認定された工法です。

斜式SS工法

斜式SS工法の特徴

①斜切なので舗装面との圧着度が増しシームレス状になるため、既設舗装の状態に合わせた施工が可能です。
②斜式切断機1台で80cm-160cmの切断径に調整できるため、既設舗装の状態に合わせた施工が可能です。
(切断角度は通常10度、最小0度-最大30度まで選定可能です。)
③切断面が傾斜しているので、電動油圧器を使用することにより、舗装版・鉄枠の撤去が容易です。
④産業廃棄物が少なく、施工時の騒音が小さいので環境にやさしい工法です。
⑤施工時間(1箇所)の目安は、工事着手から交通開放まで約3時間弱。
⑥舗装復旧後の鉄枠据付にも対応可能です。

斜式SS工法

斜式SS工法の施工手順

斜式SS工法の施工手順
斜式SS工法の施工手順
斜式SS工法の施工手順
斜式SS工法の施工手順

従来の開削工法(四角切りとの比較

斜式SS工法

●角の①の箇所が均一に締固めができないため、復旧完了後、①の箇所に圧密沈下が起きる。
●角の②の部分、舗装版切断がオーバーランとなり、その場所から雨水が侵入し、舗装の損傷を早める。
●施工数ヶ月で継ぎ目の口空きが見られる。

斜式SS工法

●切断面が傾斜しているので、復旧後のタイヤの圧密などによる沈下を抑制。
●締固めが均一にでき、シームレス状になるため、雨水の侵入を防ぎ、圧着度を高める。