スルーリング工法

技術の概要

スルーリング工法

スルーリング工法は、プラスチック繊維の管状樹脂吸着材の外表面をプラスチックフィルムで覆い、液状の熱硬化性樹脂を含浸させた更生材を老朽化した管水路内に反転挿入し、管水路を非開削で更生する技術です。
水頭圧と空気圧の作用で更生材を管水路内に反転挿入した後、温水で加熱することにより更生材を硬化させ、管水路内にプラスチックパイプを形成します。
また、内圧に対しては、管状樹脂吸着材にガラス繊維やホースジャケットを複合させ、内面フィルムをポリエチレンフィルムとすることで、より耐久性を向上させています。

スルーリング工法の特徴

スルーリング工法

①国内で開発された技術であり、安定した品質の材料、施工の提供ができる。
② 非開削で老朽管水路の機能回復・耐用年数の向上・補強ができる。
③目的・条件により構造設計を行い、目的に応じた老朽管水路の更生ができる。
④老朽管水路の問題点(腐食、クラック、漏水、湧水)を完全に解決できる。
⑤特殊施工(大径管、内圧管、曲がり及び急勾配管、等)ができる。

スルーリング工法の使用目的

〇老朽管水路の機能回復
〇菅水路の耐久年数の向上
〇耐久性の向上
〇流下能力の向上

適用範囲

管 種 鉄筋コンクリート管、陶管、鋼管、塩化ビニル管、鋳鉄管、上水道管など
管 径 φ75~φ2500mm
施工延長 標準 300m 最大 800m
内 圧 使用圧力 0.5MPa 設計圧力 1.0MPa
外水圧 10m水頭(0.1MPa)